Visionupのしくみ
ビジョントレーニングメガネVisionupのレンズ部分は、特殊な液晶パネルです。 Visionupの電源を入れると、選んだ設定プログラムに従ってON/OFFを繰り返します。 電源は、フレームに内蔵された充電式のバッテリーです。 液晶がOFFの時はレンズは透明で普通に見ることができますが、液晶がONの時はレンズが半透明となり見ることができず、視野を断続的に遮ります。
見えない部分を、脳がより集中して見ようとするチカラ、補完しようとするチカラを利用するビジョントレーニング機器です。 トレーニングのレベルや目的に応じて、点滅回数は調整できます。さらに、見ない方の割合(Duty Ratio、遮断率)を調整することもできます。
※Visionupの点滅システムに、照明など発光体は使用していません。あくまでも液晶のON/OFFによるもので、カメラのシャッターが開閉を繰り返すような、あるいは、 目の前で手の平を上下に振るような状態をつくります。視野を断続的に遮断するだけです。
周波数(点滅回数)
Visionupの液晶レンズは、透明と半透明の状態を高速で繰り返して点滅状態をつくります。
この点滅回数を調整するのが「周波数」の調整です。
周波数(点滅回数)は、1Hz~150Hz(1回/秒~150回/秒の点滅)の範囲で10段階(1Hz, 3Hz, 5Hz, 10Hz, 20Hz, 30Hz, 50Hz, 80Hz, 100Hz, 150Hz)で調整することができます。
周波数の設定のコツ
ボールなど目標物の回転や軌道を見るには、周波数を上げると効果的です。
反対に、スポーツにおける視覚負荷トレーニングには周波数を下げるのが効果的です。
より高い周波数
ボールの回転や軌跡をみ見るのに適する
より高い周波数イラスト
より低い周波数
スポーツにおける視覚負荷トレーニングに適する
より低い周波数イラスト
Duty Ratio(遮断率)
Visionupの液晶レンズは、ON/OFFによる点滅状態で、見える/見えないを繰り返しますが、、見えない方の割合を設定することができます。
この割合をDuty Ratio(遮断率)と言い、30%、50%、70%から選ぶことができます。
見える/見えないが半分半分の50%が基本で、普段は変更する必要はありません。より詳しく知りたい方は、以下もお読みください。
Duty Ratioの設定のコツ
速度の速いものを見る時はDuty比を高く、遅いもの見る時はDuty比を低く調整すると効果的です。また、明る過ぎてギラつく時はDuty比を高めに、暗過ぎる時はDuty比を低めにすると見やすくなります。
Duty比の高めの設定
より高速の対象物を見るのに適するが、視界がより暗くなる
Duty比の高めの設定イラスト
Duty比の低めの設定
軌跡を確認しながら、より低速の目標物を見るのに適する
Duty比の低めの設定イラスト
※周波数とDuty比の調整は、目標物の速度、トレーニングの目的、及び個人差などにより変わります。
周波数(点滅回数)とDuty Ratio(遮断率)の関係
次のイラストは、点滅回数が1秒間に1回、5回、10回の時に遮断率を30%、50%、70%と変更した場合の見え方を表したものです。このようにVisionupは、同じ点滅回数でも 見えない部分の割合を3段階で調整することができます。
Duty Ratio(遮断率)が30%の時
Duty Ratio(遮断率)が50%の時
Duty Ratio(遮断率)が70%の時