経済産業省近畿経済産業局のホームページで紹介されました!

経済産業省 近畿経済産業局のホームページで株式会社ビジョナップとビジョントーレニングメガネVisionup®(ビジョナップ®)が紹介されました。

「関西おもしろ企業事例集~企業訪問から見える新たな兆:KIZASHI」Vol.16 今、スポーツが熱い~スポーツシーンを支える関西の中小企業編」(2022年1月19日) (PDF版)にて紹介されたものです。

近畿経済産業局 総務企画部 中小企業政策調査課のご担当者様、すばらしい紹介文をおつくりいただき、ありがとうございました!どんな反響があるか、どんな新たな繋がりが生まれるか楽しみです。

兆:KIZASHI」Vol.16


<記事の内容は次の通りです。>

見るチカラを育て鍛えるトレーニングメガネでスポーツ向上と健康長寿に貢献

画期的なトレーニングメガネ
京都市に所在する株式会社ビジョナップは、見る力を向上させるトレーニングメガネの製造販売をしている。一般的にメガネは、視力を矯正したり、太陽光・紫外線等を遮るための用具だが、このトレーニングメガネは、スポーツ選手のパフォーマンスの肝である、情報を脳に伝え、筋肉を動かす起点となる「視覚」を鍛えることを目的としている。
同社の液晶点滅式トレーニングメガネは、レンズ部分に高強度のポリカーボネート素材のフィルム液晶を使用し、電源を入れると液晶が透明と半透明を繰り返す。この点滅による見え難さで眼筋と集中力を鍛える画期的なトレーニングツールとなっている。

貿易コンサルタントからベンチャー企業創業
代表の田村氏は、10数年前に貿易コンサルティングをしていた頃、スポーツビジョン研究の第一人者である愛知工業大学の石垣教授らから、メガネタイプのトレーニング機器の商品化についての相談を受け、プロジェクトに参画した。
2010年に世界初、目と脳を鍛えてパフォーマンスを向上させるビジョントレーニングメガネの販売を開始。2013年に同製品の開発生産販売を手掛けるベンチャー企業として同社(旧社名:株式会社アプリシエイト)を設立し、2015年に「Visionup®(ビジョナップ®)」としてブランド化を行った。

世界トップ選手の復活劇
貿易コンサルタント業としての海外営業経験を活かし、当初は海外で販売していたが、売れ行きも徐々に上がり、国内向け販売を開始した。
2014年のある日、北京五輪(2008年)クレー射撃金メダリストのチェコ共和国代表選手から一通のメールが届いた。目の衰えにより引退を覚悟しているが、このメガネで再起をかけたいので、効果的な使用方法を教えてもらいたい、というものだった。
3か月後、同選手は欧州選手権で銅メダルを獲得、翌年の世界選手権では優勝し、リオ五輪(2016年)にも出場。そして46歳で迎えた東京五輪でも銀メダルを獲得した。同選手がイタリアの大手射撃用品企業を紹介してくれたことから提携が実現し、欧州や北米における販路開拓に繋がっている。

スポーツ界から広がる用途
現在では、ドイツ等海外のサッカーチームでも多数採用され、国内でも野球や卓球等の球技、またフェンシングや空手等の幅広い競技で使用が進む同製品だが、最近では運転業務や検品作業等、見る力が求められる職業や視覚機能の発達期にある子ども、あるいは老化抑制のための中高年による利用など、スポーツ以外での用途にも広がりをみせている。同社のミッションは「スポーツ振興や健康長寿に貢献」。今、手応えを掴みながら着実に進んでいる。

<関連リンク>

『ビジョナップ物語』(会社設立ストーリー)
「誰(た)がために」の先にあった、一本のメガネ ~見えるを良くするビジョナップの物語~

プロサッカー選手、本田圭佑氏が経営するホンダエスティーロ株式会社の関連企業、株式会社ネクストコネクト様のサイトで取材記事を掲載いただきました。
『壁を乗り越えて、次の壁にチャレンジできるんだと感じた時に一番やりがいを感じる』 株式会社ビジョナップ  田村 哲也