ビジョントレーニングの効果は高齢者には期待できない?

ビジョントレーニングの効果は高齢者には期待できない?
- 目と脳を鍛えるメリットはアスリートだけに限りません -

50歳を過ぎ、60歳を超えようものなら、ほとんどの人が本や新聞の字がぼやけて読み難くなるもの。いわゆる「老眼」で、近い距離にピントを合わせることが難しくなる症状です。同時に感じるのが車の運転での違和感ではないでしょうか?「最近なんとなく周囲が見えづらいような気がする。」「特に暗くなると運転するのが不安。」そういった時がありますよね。

高齢者の車の運転

高齢者の車の運転

そんな時は、ビジョントレーニングをやりましょう!眼球を動かしたり、焦点を切り替えたりする“見るチカラ”視覚機能のトレーニングです。おすすめは、「目と脳の5分間体操<実践編>」You Tubeの動画を見ながら、いつでも、どこでも、一人で簡単にやれます。なんとなくやるだけではあまり効果を期待できないので、注意点やレベルアップの方法を解説した「目と脳の5分間体操<補足編>」も必ず見てくださいね。

<実践編>目と脳の5分間体操

<実践編>目と脳の5分間体操

そうすると以前のように楽に運転できるようになります。ビジョントレーニングで老眼が良くなることはあまり期待できませんが、視界が広くなって、距離感やスピード感にも改善が期待できます。

それは、ビジョントレーニングによって加齢で衰えた“見るチカラ”を回復できるからです。「もう老眼なのでしかたがない。」と諦めの声を耳にしますが、老眼は近い距離の視力の問題。車の運転に必要なのは、主に遠くに焦点を合わせる視力の他に広い視野角、周辺視、深視力(距離感)などの“見るチカラ”なんです。視力はメガネやコンタクトレンズで矯正しますが、“見るチカラ”はビジョントレーニングで回復できます。

高齢者にビジョントレーニングの効果は期待できないと思われがちですが、そんなことはありません。何歳で始めても必ず“見るチカラ”が向上するのがビジョントレーニングの特徴です。もちろん加齢による衰えを完全に回復するのは難しいですし、個人差もありますが、必ず現状から向上できます。車の安全運転や運動機能の回復・維持・向上にも効果が期待できます。目と脳を鍛えてメリットがあるのはアスリートだけではありません。高齢者にもおすすめのトレーニングです。

でも過度にやり過ぎると疲れてしまいます。実はビジョントレーニングは、目だけでなく脳トレにもなるからなんです。目は脳の一部とも言われるほど。ビジョントレーニングをすると脳を刺激して活性化するので、運転中の認知力を上げる効果も期待できます。おすすめのトレーニングの時間は、5分~10分。それ以上やっても効果に差はないので長時間のトレーニングは不要です。また、脳を過度に刺激して疲れを感じてしまうのでご注意ください。

福島県の山間部にお住まいのA.K.さん(63歳、女性)。視力は落ちていないのに車の運転、特にスピードが上がった時の運転が不安で困っていたのですが、ビジョントレーニングでその不安を解消することができました。より効果を上げたいと、今はビジョントレーニングメガネVisionupをお使いです。「運転中も視野が広がり、距離感やスピード感が戻って楽に運転できるようになった。」と喜んでいただいています。

ビジョントレーニングで高齢者の車の安全運転

高齢者の車の安全運転

加齢による“見るチカラ”の衰えで車の運転が不安になった時は、ビジョントレーニングをやってみましょう。以前のように楽に運転ができるようになりますよ。