野球では、プロ野球から少年野球まで少しずつ導入が広まりつつあるビジョナップですが、最近、女子ソフトボール界でも導入いただくケースが増えてきました。
日本女子ソフトボール機構1部リーグ12チームの内、2チームがビジョナップを導入しています。ただ、「他のチームには知られたくない。」とのご意向ですので、残念ながら名前チーム名を出すことはできません。
同2部リーグ、アドバンスセクションとホープセクションの合計14チームの内、次の2チームにビジョナップを導入いただいていますのでご紹介します。
一つめのチームは、福岡県北九州市のTakagi Water Wave さん。
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前身のクラブチーム「CLUB北九州」から今年2017年2月に新たに企業チームとして創部されたチームです。目標は、早期の1部昇格。昨年は、惜しくも果たせませんでしたが、ぜひそう遠くない日に実現して欲しいものです。
まだビジョナップの本数が限られていることもあって、特定の何人かの選手を中心に普段の練習の中で、と言ってもウォーミングアップ的な部分で使用しています。本格的に使い出して未だ日が浅いので、効果が出だすのはもう少し先になりそうですが、パフォーマンスアップにどうつながるか楽しみです。
二つめのチームは、愛知県一宮市の Dream Citrine さん。
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2015年に前身のドリーム・ワールド(静岡県磐田市)の廃部が決定し、2016年に一宮市でクラブチームとして創部。目標は、同じく1部昇格。創部早々、2部リーグ総合2位で入れ替え戦に進むも伊予銀行の壁に阻まれました。
ビジョナップは、ローテーションを組んで、全員が使っています。練習は主に夜になるため、昼間の空き時間に使ったり、室内の明るい場所で使うなど工夫をされています。効果は実感いただいていますが、個人差が大きく、効果の出難い選手もいるようです。見えるということは当たり前のことなので、漫然としか見ない選手にありがちです。ビジョナップを使う前の見え方を確認して、使用後にはずすとどんな見え方になるのか?など常に意識しながらもう暫く使い続けることを提案しました。
ソフトボールは、野球に比べるて距離が短いので、体感スピードは野球以上だとも言われる球技です。その分、動体視力だけでなく、周辺視や目と手の協応動作などの“見るチカラ”スポーツビジョン全般が要求されます。
1部や2部のソフトボールチームに加えて、大学や高校のソフトボール部での導入も増えています。ここからさらに中学校のソフトボール部や小学生のソフトボールチームなどに広がることで、スポーツビジョンの発達期にあたる選手たちのビジョントレーニングに活かしていただければと願っています。